資金繰り表の作り方|日本政策金融公庫が公表している様式の記入項目と記入例の手順をそのまま確認する

借りる前チェック|資金繰り表の作り方

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資金繰り表は、様式を自分で考える必要のない書類です。先に結論:日本政策金融公庫が様式そのものをExcel・Wordで公表していて、同じページに「記入例」ファイルも置かれており、そこには埋める順番が手順①〜⑦として書き込まれています。行の名前も、合計の出し方も、決めるところは残っていません。

この記事は、公庫の「各種書式ダウンロード」から資金繰り表の様式ファイル4本を実際に取得し、ファイルの中の行名・算式・注意文・記入例の数値を原文どおり転記した記録です(2026年9月13日確認)。審査での評価のされ方や、通し方の解説は行いません。また、民間のビジネスローンで資金繰り表が求められるかどうかは各社が定めるもので、公表された一覧が存在しないため扱いません(記載なし)。

1. 資金繰り表は「提出書類の一覧」には出てこない

先に位置づけを確かめておきます。公庫の「お手続きの流れ 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」には「ご準備いただく書類」の一覧が掲載されていますが、そこに並ぶのは創業計画書・企業概要書・確定申告書(一式)・決算書一式・試算表・見積書・電子契約サービス利用申込書・送金先の預金通帳・法人の履歴事項全部証明書・本人確認書類・許認可証等です。このページに「資金繰り」という語は1箇所も出てきません(2026年9月13日にページ全文を機械的に計数して0箇所)。

信用保証協会側も同じです。全国信用保証協会連合会「信用保証のお申込の流れ」の「お申込時の主な提出書類」は7点(信用保証委託申込書(保証人等明細)/申込人(企業)概要/信用保証依頼書/個人情報の取扱いに関する同意書/確定申告書(決算書)/商業登記簿謄本/印鑑証明書)で、ここにも資金繰り表はありません。書類名の一覧は事業資金の借入れに必要な書類一覧にまとめています。

では資金繰り表は何なのか。公庫が配布ページに書いている説明文は一文だけです。

  • 資金繰り計画を策定する場合に、ご記入いただくものです。」(各種書式ダウンロード・資金繰り表の項)
  • 資金繰り表の記入例です。」(同・記入例の項)

そして本体版(Excel)と簡易版(Excel・Word)の冒頭には、こう書かれています(原文・2026年9月13日確認。記入例のファイルにこの注意文はありません)。

  • この書類は、お客さまのご商売の状況の確認に活用させていただきます。お手数ですが、可能な範囲でご記入いただき、ご提出ください(この書類に代わる資料を作成されていれば、そちらをご提出いただいてもかまいません。)。
  • なお、この書類はお返しできませんので、あらかじめご了承ください。

つまり「可能な範囲で」「これに代わる資料があればそれでもよい」という位置づけの書類です。一方で、面談については公庫のページに「資金のお使いみちや事業計画などについてお話を伺います」「ご面談の際は、事業計画に関連する資料や資産・負債がわかる書類などをご準備いただきます」と書かれており、保証協会側も「審査過程において、訪問や面談を行う場合があります」としています。提出物の一覧に名前が無い書類が、面談の席では役に立つ、という関係になります。

日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html/同「お手続きの流れ 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/goriyou.html/一般社団法人全国信用保証協会連合会「信用保証のお申込の流れ」 https://www.zenshinhoren.or.jp/flow/(いずれも2026年9月13日確認)

2. 公庫が配っている様式は4ファイル

「各種書式ダウンロード」の「各種書式」の中に、資金繰り表として置かれているファイルは次の4本です。いずれも2026年9月13日にHTTP 200で取得できました。

ページ上の名称形式ファイル名取得サイズ
資金繰り表Excelsikinguri_181120.xlsx26,730バイト
資金繰り表(簡易版)Wordsikinguri_181120_1.docx24,678バイト
資金繰り表(簡易版)Excelsikinguri_181120_2.xlsx24,790バイト
資金繰り表(記入例)Excelsikinguri_rei181120.xlsx46,973バイト
日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード(国民生活事業)」から2026年9月13日に取得。ファイル名・サイズは実測値。

本体版はExcelのみ、簡易版はWordとExcelの両方が置かれています。手書きで埋めたい場合はWordの簡易版、計算を任せたい場合はExcelという選び方ができます。Excel版は合計欄が式になっているため、各月の金額を入れれば残りは動きます。

日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html(2026年9月13日確認)

3. 様式に印字されている行の名前(全行)

本体版(sikinguri_181120.xlsx)をExcelで開いたときに並んでいる行を、上から原文どおり並べます。カッコつきの記号(A)〜(G)も様式に印字されているものです。

区分行の名前(原文)
売上高
(参考)前年同月の売上高
前月繰越金 (A)
経常収支/収入現金売上
売掛金回収
受取手形入金・割引
(行の名前が印字されていない1行。ファイル内部の集計欄には「その他」と入っている)
計 (B)
経常収支/支出現金仕入
買掛金支払
手形決済
外注加工費
人件費
諸経費
支払利息
(行の名前が印字されていない1行。同じく内部の集計欄は「その他」)
計 (C)
差引過不足 (B)-(C)=(D)
経常外収支経常外収入
経常外支出
計 (E)
財務収支収入/借入金(当公庫)
収入/借入金
支出/借入金返済(短期)
支出/借入金返済(長期)
財務収支計 (F)
翌月繰越金 (A)+(D)+(E)+(F)=(G)
記入欄(売上高、売上原価、経費等の算出根拠)
公庫側の欄(公庫処理欄)
日本政策金融公庫「資金繰り表」(sikinguri_181120.xlsx・2026年9月13日取得)に印字されている行名。空欄の行はセルに文字が入っていないため、その旨を注記した。

上の表に無い行はありません。ファイル内の文字列を全部取り出しても、行名は上記のものだけでした。科目を自分で設計する場所は無く、書き足す余地があるのは名前の無い2行と、いちばん下の「算出根拠」欄だけです。

ヘッダの作りも決まっています。本体版は、左端の列が【実績】、その右に【予定】が11列並び、実績1ヵ月+予定11ヵ月=12ヵ月を1枚に書く形です。実績月の月名を入れるセルは1〜12から選ぶ入力リストになっていて、右隣以降の月名は自動で繰り上がります。右端に「合計」と「(月平均)」の列があり、その上に「損益期間 ヵ月」の入力欄があります。

日本政策金融公庫「資金繰り表」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_181120.xlsx(2026年9月13日取得)

4. 合計の出し方は、様式の式そのまま

Excel版の計算式をそのまま日本語にすると、覚えることは6本しかありません。

様式に入っている計算
収入 計 (B)現金売上+売掛金回収+受取手形入金・割引+名前の無い1行(4行の合計
支出 計 (C)現金仕入+買掛金支払+手形決済+外注加工費+人件費+諸経費+支払利息+名前の無い1行(8行の合計
差引過不足 (D)(B)−(C)
経常外収支 計 (E)経常外収入−経常外支出
財務収支計 (F)(借入金(当公庫)+借入金)−(借入金返済(短期)+借入金返済(長期))
翌月繰越金 (G)(A)+(D)+(E)+(F)
日本政策金融公庫「資金繰り表」(sikinguri_181120.xlsx)に入っている数式を読み替えたもの(2026年9月13日取得)。

もう1本、様式の中で重要な配線があります。ある月の「翌月繰越金 (G)」が、そのまま次の月の「前月繰越金 (A)」のセルに入る式になっている点です。12ヵ月が数珠つなぎになっているので、途中の月の見込みを1つ書き換えると、それ以降の月末残高が全部動きます。資金繰り表が「並べた瞬間に分かる」道具になっているのは、この連結のためです。

なお「合計」「(月平均)」の列については、前月繰越金 (A) の行だけは合計・月平均が「―」(ダッシュ)、翌月繰越金 (G) の行も合計が「-」になっています。残高は足し上げる意味がないため、様式の側で塞いであります。月平均は「合計 ÷ 損益期間(ヵ月)」で計算されます。

日本政策金融公庫「資金繰り表」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_181120.xlsx(2026年9月13日取得)

5. 埋める順番は「記入例」に手順①〜⑦として書かれている

「資金繰り表(記入例)」のファイルには、表の右側に吹き出しが7つ配置されていて、それぞれに手順が書かれています。原文のまま引用します(2026年9月13日確認)。

手順記入例に書かれている文(原文)書き込む欄
「直近1ヵ月分の売上高を記入します。次月以降については、確定している分、過去の実績や季節性等を考慮し、予定している売上高を月次で記入します。参考として前年の同月の売上高と比較をしながら記入をします。」売上高/(参考)前年同月の売上高
「「決算書」、「試算表」、「総勘定元帳」等を確認して、期首の残高を記入します。個人のお客さまの場合は、期首の預金通帳の残高等を記入します。」前月繰越金 (A)
「前月の実績の金額を記入していただき、それ以降の予測売上に対する予測回収金額を月次単位で記入します。」経常収支/収入
「前月の実績の金額を記入していただき、それ以降の予測仕入、外注費等の予測支出金額を月次単位で記入します。」経常収支/支出
「経常外の収入(投資収入や設備売却で得た収入など)又は支出(投資や設備購入に伴う支出など)について、前月の実績の金額を記入していただき、それ以降の予定の金額を月次単位で記入します。」経常外収支
「返済予定表等から借入予定金額、支払予定金額を月次単位で記入します。新規で借入する予定分の支払金額についても同様に記入します。」財務収支
「資金繰り表に記入した売上高、経常収支及び経常外収支等の欄に記入した算出根拠を記載します。」(売上高、売上原価、経費等の算出根拠)
日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」(sikinguri_rei181120.xlsx・2026年9月13日取得)内のテキストボックスの原文。「書き込む欄」は各吹き出しが指している行を実測して補ったもの。

手順の文が名指ししている資料をそのまま拾うと、決算書・試算表・総勘定元帳・(個人事業主は)預金通帳・返済予定表になります。手順③〜⑤にはいずれも「前月の実績の金額を記入していただき、それ以降の…月次単位で記入します。」という同じ言い回しが含まれており、実績の1列を埋めてから予定の列に進むという順番が繰り返し書かれています。

これらの資料は、借入の申込みで別途求められるものと重なります。公庫の必要書類では試算表について「決算後6カ月以上経過している場合または事業を始めたばかりで決算を終えていない方のみ、ご準備をお願いします」と条件が付されています。

日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_rei181120.xlsx/同「お手続きの流れ 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/goriyou.html(いずれも2026年9月13日確認)

6. 記入例に入っている数値を、そのまま4ヵ月分追う

記入例ファイルには、1月の【実績】と2月〜4月の【予定】まで数値が入力された状態で配布されています。以下はその入力値をそのまま転記したものです。当サイトが作った数値は1つも含みません。なおこのファイルには単位の記載がありません(簡易版には「(単位:千円)」の記載があります)ので、単位を伏せたまま並べます。

1月【実績】2月【予定】3月【予定】4月【予定】
売上高47,98137,00045,00046,000
(参考)前年同月の売上高35,96737,90550,49146,548
前月繰越金 (A)39,84718,46834,64323,484
現金売上0000
売掛金回収40,23351,00043,20033,300
受取手形入金・割引6,0004,1004,4005,000
収入 計 (B)46,23355,10047,60038,300
現金仕入0000
買掛金支払5,3215,5845,0005,000
手形決済11,49121,94121,45912,542
外注加工費13,80014,40015,00013,500
人件費8,5008,5008,5008,500
諸経費6,5006,5006,5006,500
支出 計 (C)45,61256,92556,45946,042
差引過不足 (D)621−1,825−8,859−7,742
経常外収入0000
経常外支出20,000000
経常外収支 計 (E)−20,000000
借入金(当公庫)010,00000
借入金010,00000
借入金返済(短期)0000
借入金返済(長期)2,0002,0002,3002,300
財務収支計 (F)−2,00018,000−2,300−2,300
翌月繰越金 (G)18,46834,64323,48413,442
日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」(sikinguri_rei181120.xlsx・2026年9月13日取得)に入力されている値。同ファイルに単位の記載はない。5月以降の列は空欄のため省いた。

この4ヵ月を追うと、様式が何を見せる道具なのかが分かります。

  • 売上高と入金は同じ額にならない。3月の売上高は45,000ですが、その月の収入 計 (B) は47,600です。入ってくるのは前の月に売った分の回収だからです。
  • 差引過不足 (D) は3ヵ月連続でマイナス(2月 −1,825/3月 −8,859/4月 −7,742)。それでも翌月繰越金 (G) は13,442まで残っています。2月に借入金(当公庫)10,000と借入金10,000を入れた財務収支計 (F) 18,000が、前月繰越金を押し上げているためです。
  • 1月は差引過不足 (D) が621のプラスなのに、翌月繰越金は39,847から18,468へ減っている。経常外支出20,000と長期の借入金返済2,000が効いています。経常の収支と、設備等の支出・借入の返済を別の段に分けている様式なので、どちらで減ったのかが1枚で見えます。
  • 前月繰越金 (A) の列を横に読むと 39,847 → 18,468 → 34,643 → 23,484 と続き、それぞれ前の月の翌月繰越金 (G) と一致しています。

返済額をいくらに置くかは、この表の (F) の行に直接効きます。売上に対する返済の比率の考え方は返済比率の計算、毎月の返済額の試算は返済シミュレーターで確認できます。

日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_rei181120.xlsx(2026年9月13日取得)

7. 本体版・簡易版・記入例は、列数と行数が違う

同じ「資金繰り表」の名前でも、3つのファイルは中身が揃っていません。取り違えないよう、実測した差を並べます。

項目資金繰り表(本体)資金繰り表(簡易版)資金繰り表(記入例)
形式ExcelWord/ExcelExcel
月の列実績1+予定11=12ヵ月実績1+予定6=7ヵ月実績1+予定8=9ヵ月
単位の記載記載なし(単位:千円)記載なし
支出の「支払利息」行あり(支出計は8行の合計)なし(支出計は7行の合計)なし
合計・月平均の列あり(月平均=合計÷損益期間)あり(月平均の分母は7で固定なし
「損益期間 ヵ月」欄ありなしなし
3ファイルを開いて実測した差(2026年9月13日)。行名の並び(売上高〜翌月繰越金)は、支払利息の行の有無と記号 (E)(F)(G) の全角・半角の違いを除いて共通。冒頭の注意文は本体版・簡易版(Excel・Word)にあり、記入例には無い。

手順①〜⑦の吹き出しが入っているのは記入例だけで、提出用に使うのは本体版か簡易版です。記入例は9ヵ月、本体版は12ヵ月と列数が違うため、記入例の見た目をそのまま自社の表として使うと列が合いません。手順は記入例から読み、数字は本体版か簡易版に入れる、という使い分けになります。

何ヵ月分を提出すればよいかについては、公庫のページにも様式にも指定の記載がありません(記載なし)。確認できるのは様式が用意している列数(12/7)だけです。

日本政策金融公庫「資金繰り表」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_181120.xlsx/同「資金繰り表(簡易版・Excel)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_181120_2.xlsx/同「資金繰り表(簡易版・Word)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/doc/sikinguri_181120_1.docx(いずれも2026年9月13日取得)

8. 手を動かす前に机に出すもの

記入例の手順が名指ししている資料を、手順の順番どおりに並べ替えると、作業の入口が決まります。

机に出すもの(記入例の文に出てくるもの)埋まる行
1直近1ヵ月の売上高と、前年同月の売上高が分かる資料売上高/(参考)前年同月の売上高
2決算書・試算表・総勘定元帳(個人事業主は預金通帳の残高等)前月繰越金 (A)
3売掛金・受取手形の回収予定が分かるもの現金売上/売掛金回収/受取手形入金・割引
4仕入・外注費・人件費・諸経費の支払予定が分かるもの現金仕入〜支払利息
5設備の購入・売却の予定が分かるもの経常外収入/経常外支出
6返済予定表(新規の借入予定も同様に)借入金(当公庫)/借入金/借入金返済(短期)(長期)
7上の数字をどう見積もったかのメモ(売上高、売上原価、経費等の算出根拠)
日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」の手順①〜⑦に出てくる資料名を、手順の順に並べたもの(2026年9月13日確認)。資料名は原文にあるものだけを太字にした。

返済予定表が手順⑥で名指しされているのは、財務収支の欄が予定の金額を書く欄だからです。公庫のページは返済方法について「ご返済は原則として月賦払いです」「ご返済方法は、元金均等返済、元利均等返済、ステップ(段階)返済などがあります」と記載しています。どの方法かで各月の返済額の並びが変わるため、(F) の行の形も変わります。

そして最後の欄、手順⑦の「算出根拠」は、様式の中で自分の言葉を書く場所です。他の欄は数字しか入りません。

日本政策金融公庫「資金繰り表(記入例)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_rei181120.xlsx/同「お手続きの流れ 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/goriyou.html(いずれも2026年9月13日確認)

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よくある質問

資金繰り表の様式は、どこで手に入りますか?

日本政策金融公庫の「各種書式ダウンロード 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」の「各種書式」内に、「資金繰り表・資金繰り表(簡易版)」と「資金繰り表(記入例)」として計4ファイル(Excel 3本・Word 1本)が公表されています(2026年9月13日確認)。

資金繰り表は提出しなければいけない書類ですか?

公庫が公表している「ご準備いただく書類」の一覧に資金繰り表の記載はありません(同ページに「資金繰り」の語は0箇所・2026年9月13日確認)。公庫の配布ページの説明は「資金繰り計画を策定する場合に、ご記入いただくものです。」の一文で、本体版と簡易版の冒頭には「可能な範囲でご記入いただき、ご提出ください(この書類に代わる資料を作成されていれば、そちらをご提出いただいてもかまいません。)」と書かれています。信用保証協会側の「お申込時の主な提出書類」7点にも資金繰り表はありません。

何ヵ月分を作ればよいのですか?

月数を指定した記載は、公庫のページにも様式の中にも見当たりませんでした(記載なし)。確認できるのは様式が用意している列数で、本体版が実績1ヵ月+予定11ヵ月=12ヵ月、簡易版が実績1ヵ月+予定6ヵ月=7ヵ月、記入例が実績1ヵ月+予定8ヵ月=9ヵ月です(2026年9月13日実測)。

単位は千円ですか、円ですか?

簡易版(Word・Excel)には「(単位:千円)」の記載があります。一方、本体版と記入例のファイルには単位の記載がありません(記載なし・2026年9月13日実測)。

行の科目を増やしたいのですが。

本体版の様式に印字されている行名は本記事の第3節の一覧どおりで、それ以外の行名はファイル内に存在しません。収入側と支出側にそれぞれ行名が印字されていない行が1つずつあり(ファイル内部の集計欄には「その他」と入力されています)、この2行は合計の計算に含まれています。また本体版と簡易版の冒頭に「この書類に代わる資料を作成されていれば、そちらをご提出いただいてもかまいません。」との記載があります(2026年9月13日確認)。

提出した資金繰り表は返してもらえますか?

本体版と簡易版(Excel・Word)の冒頭に「なお、この書類はお返しできませんので、あらかじめご了承ください。」と記載されています(2026年9月13日確認)。


日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html/同「資金繰り表」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_181120.xlsx/同「資金繰り表(記入例)」 https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/sikinguri_rei181120.xlsx/同「お手続きの流れ 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/goriyou.html/一般社団法人全国信用保証協会連合会「信用保証のお申込の流れ」 https://www.zenshinhoren.or.jp/flow//同「もっと知りたい信用保証」 https://www.zenshinhoren.or.jp/guarantee-system/(いずれも2026年9月13日確認)

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最終更新:2026年9月13日/このページは公表されている一次情報(日本政策金融公庫が配布している資金繰り表の様式ファイル4本=Excel・Word の中身、同公庫の公式ページ、一般社団法人全国信用保証協会連合会の公式ページ)のみを根拠に作成しています。行名・算式・手順の文・記入例の数値は、配布ファイルを2026年9月13日に取得して読み取った実測値で、様式が改訂されることがあります。第6節の数値は公庫の記入例ファイルに入力されている値をそのまま転記したもので、当サイトが作成した数値や実在の企業の数値は含みません。提出が求められる月数、本体版・記入例の単位、資金繰り表の提出が必要となる場面については確認できなかったため「記載なし」と明記し、推測で補っていません。本記事は法律上・税務上の助言ではなく、また特定の金融商品を推奨するものではありません。