良い借金と悪い借金の違い

借金は全部「悪」と思っている方がいるかもしれません。しかしながら、借金には良い借金と悪い借金があります。ここではパターン別に良い借金と悪い借金について解説していきます。あなたの借り入れはどうでしょうか?


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借金はすべてが悪ではない。

借金(ローン)を正義か悪かで判断するときには「二つの視点」があります。
一つ目の軸は「前向きな借金と後ろ向きな借金」という軸。もう一つの軸は「フリーキャッシュフローの余裕度」という軸です。

前向きな借金と後ろ向きな借金

たとえば、資産を購入するための借金。代表的なものは「住宅ローン」などが挙げられます。こうした借金は確かに借入ですが、「家という資産を購入する為」という理由がありますし、借金を背負う代わりに、「不動産」という資産を手にしているわけです。

また、起業のための銀行借り入れ。こちらも前向きです。ビジネスを成功させる為の必要な手段であり、成功すれば多額の収益を見込むことだってできます。
大学に行くための「奨学金(借入)」だって前向きです。大学を卒業することで良い仕事につくことができる可能性が上がります。

 

一方の後ろ向きな借金というのは「生活のため」「遊びのため」といったもの。
こうした借り入れは前向きとは言えませんね。それによって何かプラスの収入が得られるということはないでしょう。

 

フリーキャッシュフローの余裕度から見る借金

前向きな借金か後ろ向きな借金か、という借金をする目的に関しては変更することはできませんが、こちらのフリーキャッシュフローという部分は努力によって変えることができます。

 

フリーキャッシュフローというのは下記の式で計算される、家計の余裕度です。このプラスが大きい家計ほど、借金を多少組んだとしてもそれに対する抵抗力は強いといえます。逆に、これがマイナスであれば借金の目的が前向きだろうが後ろ向きだろうが、長期化すると家計は破綻してしまいます。(参考:フリーキャッシュフローとは

 

 

収入-支出=フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金。FCF)

 

個人的には借金の目的に対する善し悪しよりもリスク管理という面からはこちらのフリーキャッシュフローの方が大切だと思っています。

 

下の図にそれぞれの軸における借金の性質をまとめめています。
たとえ前向きな借金であってもFCFが赤字であればそれはリスクの高い投機やギャンブルに近いものになってしまうと考えます。

逆に後ろ向きな理由での借金であっても、FCFがプラスであれば返済も余裕を持って行うことができます。

 

 

 

FCFが赤字で危険な借金の例

以下はFCFが赤字となって、危険と言われる借金の例です。

 

  1. 月々の生活費に困って行う借入・ローンは最悪のパターン
    すべてのケースであてはまるわけではありませんが、月々の支払いが厳しいなどの理由でお金を借りる(生活費の不足)はお金を借りるよりも、家計を改善するという抜本的な対策が必要です。借入は負担を重くした上で先送りするにすぎません。
  2. 高所得者と借金。収入が大きければ安定するわけではない
    年収が1000万円を超えるような「高所得者」とされる人たち。こういう人も借金と無縁ではありません。それも住宅ローンのようなローンではなく、キャッシング・カードローンというようなローンを利用している人もたくさんいます。なぜでしょうか?
  3. 余裕のない住宅ローン返済プラン。夢のマイホームが悪夢に
    一般的に前向きな借り入れとされる「住宅ローン」。こちらも家計の余裕度を考えずに組んでしまうと大きなリスク要因となることも。当初は大丈夫で金利変動などで一気に様相が様変わりしてしまうこと有り得るものです。

 

 

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